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アマゾンを探索すると、何があるのか…。
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アマゾン215日目…恐ろしき、レアアメン…



っ!


凄い勢いで、体が後ろに飛ばされている。


足元に、イカダは、ない。


あるのは、水面。


川の中に落ちる―


私は、覚悟して、目をつぶった。


ドサッ。


…?


落ちていない…ぞ。


私は確かに、イカダの外に放り出されていた。


それなのに、なぜ?


私は、目を開けた。


見ると、背中に床があった。


立ち上がり、周囲を見回すと、イカダの床が薄く広がっていた。


5m四方だったのが、15m四方ほどになっている。


ドーム部分がなくなりフラットになっている。


川の中に落ちないよう、


動きやすいよう、


シルが広げてくれたのだ。


「感謝する、シル。


助かったぞ」


私は、アメンボのように水面を蹴って迫る、レアアメンをにらみながら言った。


「川の中、危険。


落ちないよう、支援する」



シルが体を薄く光らしながら、答える。


「ヤバいレアコアの欠片だぞ。


強力な遠距離攻撃を持っている」


きらめくものが、直線状に、凄い勢いで飛んできたのだ。


私は反応が遅れ、避けられず、粒子の盾で受け止めることとなった。


食らった時、それが何か分かった。


水である。


レアアメンは、何らかの方法で、川の水を飛ばすことが出来るのだ。


シルのサポートにより、川に落ちる心配がなくなったが…、


やはり、川の上で戦闘するのは避けたい。


水上を得意としている相手なのだ。


先程、盾で受け止めた、水の攻撃は凄まじい威力があった。


盾を貫かんばかりの圧力があった。


そして、水上を移動する、あの速度…。


周囲に水のない、陸で戦いたいところだ。


イカダは進みながら、徐々に岸に近付いている。


到達出来る…。


私がそう思った時だ。


レアアメンが、水を放った。


私は、避けようと動こうとした。


その動作が、途中で止まった。


目標が私ではなかったからだ。


イカダと岸の間を狙って、放たれている。


その水流は、止まらなかった。


連射して放たれ続けた。


これは…。


「…コウ。


危険、あり。


陸に到達…出来ない」



シルが、言った。


レアアメン…。


陸に上がらせないつもりか。


「グゥゥゥ!」


そんな私達をあざ笑うかのように、レアアメンが咆哮をあげた。







プロフィール

HN:
コウ
性別:
男性
職業:
遭難して冒険家となった。
趣味:
パラグライダー
自己紹介:
アマゾンに遭難してしまった…。
私はどうすれば良いのだ。
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