休憩ドームでの夕食後、


「コウ。


聞いて欲しい」


少女型情報提供データベースのシルが話しかけてきた。


何だろうか？


「メモリリーダライタ」


「メモリリーダライタ？」


「そう。


今、投影する」


彼女はそう言うと、手を前にかざした。


幻想的な光があふれ、ドーム内を舞った。


そして集束し、ホログラフィが現れた。

ELECOM メモリリーダライタ ケーブル一体型 SDXC対応 SD MS対応 ホワイト顔 MR-C22WHF1

「これ。


地球上には、小型の記憶媒体が、豊富。


携帯電話、ゲーム機、デジタルカメラなど、様々な機器向けの記憶媒体が存在する。


それらの記憶媒体のデータをパソコンで処理出来るようにする機器。


38種類のメディアに対応。


アダプタを利用すれば、6種類にも対応可能」


「おお。


嬉しい機器と言えるのではなかろうか」


私は、ここ5年ほどアマゾンで暮らしている。


その間、情報機器の積極的な利用をしていないので、記憶媒体について詳しくない。


しかし、時々、日本に帰り、チラシを見ると、豊富な種類があることに気付く。


そして、新しい種類の物が、販売されていると感じるのだ。


記憶媒体は、もう何が何だか分からないレベルだ。


そんな記憶媒体であるため、多くの種類に対応している、この機器は良いと感じたのだ。


「デザインも良好。


癒し、有り」


うむ。


良い感じだ。