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アマゾンを探索すると、何があるのか…。
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レアコクが2本脚で立ち上がって、迫ってくる。 頑丈そうな石で出来た祭壇を、一撃で破壊する口先を揺らしながら。 力石によるパワーアップなしの粒子の盾で、果たして防げるだろうか? 鳥肌が立つ。 私が絶望を感じた時だった。 「コウ。 すまない。 レアコアとの戦いに巻き込んでしまい…」 シルが私に謝り、うなだれたのだ。 …う。 いかん。 私が絶望を感じてはいけない。 私は自分から望んで、レアコアに手を出したのだ。 シルに謝らせてはいけない。 「私が浅はかだから、いけないのだ。 …勝てるという見込みがどれだけあるか分からない。 でも、なんとか頑張らせてもらうぞ。 なぜならば、昼飯が食べたいからだ。 力を貸してもらうぞ、シル」 そう言うと、空中に浮かぶ意思石がジャケットの内ポケットに入った。 「お願いする、コウ」 力石が得られなかった以上、 私が自分の意志力をどれだけ高めることが出来るかが鍵だ。 頑張れよ、自分! 私は刀を強く意識した。 「粒子、集束」 シルが呪文のように唱えると同時に、 ブ…。 私の右手に粒子の刀が現れる。 レアコクが迫っている。 正面から行っては、まともに口先をくらってしまいそうだ。 横から攻めた方が良いだろう。 私は左前方に駆ける。 それに合わせ、レアコクが向きを変える。 私は力を振り絞って加速、なんとか横をとった。 行くぞ! 私は刀を振り上げ、斬りかかった。 しかし、刀はレアコクの体に届かなかった。 レアコクが、うまく体をひねり、口先で刀を受け止めたからだ! ギィィィ! 口先が強い振動を発生させる。 粒子の刀が、ひずむ。 くっ! 刀が壊れそうだ! 押される! 私は力負けし、後ずさりを余儀なくされた。 背中に壁が近づいてくる。 このままでは、やられるぞ! シルが言った通り、勝てない相手なのか! そう思った時、私は横にたたずむシルの悲しげな顔を見た。 私がやられたら、彼女が犠牲になる。 意思石が壊れる映像が、私の頭の中で流れた。 心が震えた。 「やられてたまるか!」 私の心が高まる。 「意志力上昇」 シルがつぶやく。 刀にひずみがなくなっていた。 それどころか、刀身が激しく震動し、レアコクを押し返している。 今がチャンスだ! おお! 私は刀に気力を込め、口先をなぎ払った。 レアコクの体勢が崩れる。 私は負けられない! 彼女と楽しく、冒険したいんだ! 勝たせてもらうぞ、レアコク! おお! 私はより強く意志を込める。 ブゥゥン! 粒子の刀が…刀身が、太くなる。 私は強く前に踏み出し、刀を振り下ろした。 ザァァン! レアコクの体を、太い斬撃が走る。 「グゥゥゥ!」 レアコクが咆哮をあげる。 体が大きくぶれる。 そして、淡く発光すると、溶けるように消えた。 戦いが終わった。 コメントを投稿する
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HN:
コウ
性別:
男性
職業:
遭難して冒険家となった。
趣味:
パラグライダー
自己紹介:
アマゾンに遭難してしまった…。
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