アマゾンに遭難してから5日目…。


深い、ジャングルを抜けた先に、遺跡があった。


いつの時代のものだろうか…。


外観をみると、所々がひび割れており、かなり古そうだ。


近づいてみると、ツタに覆われている。


その奥に…入口らしきものがあった。


なんとか、中に入れそうだ。


中に入ると、なにやら祭壇のようなものがあった。


あれは…一体なんなのだろうか？


そう思い近づいた時、


祭壇が突然、幻想的に光り始めた！


なにが起こっているのだ。


そう驚いていると、光が祭壇の下に収束し、何かの形を作り始めた。


出来あがったのは…。


人の形をしたホログラフィ…。


女の子…なのか？


彼女は顔を上げ、私を見た。


そして、話し始めた。


「私は、かつてこの地に存在した文明が作り出せしもの」


文明…？


ここの場所にそんなものが…。


「私は、情報提供データベース。
かつて、人々に情報を与え、生活を助ける役割をもっていた」


生活を助ける？


そして、あっ、と思うことがあった。


ここ数日、遭難してから、何かしらの助けらしきものがあった。


「君が私に色々な情報を提供してくれていたのか」


「あなたは情報を欲していた。助けて欲しいと望んでいた。
そのため、私は情報を提供した」


ここ数日の不思議が解決したと感じた。


それとともに、私の中で希望が出てきた。


彼女の情報提供の力に頼れば、アマゾンを脱出することが出来るかもしれない。


私の未来は輝き始めたのであった。


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