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アマゾンを探索すると、何があるのか…。
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アマゾン78日目…力石の祭壇…



私は木の幹に出来た空洞に入った。


中に入ると、そこは木の中ではなく、人工的な建造物であると感じた。


壁も、床も、天井も、石のような素材で出来ている。


先程私が見た木はフェイクだったのだと実感した。


下へと続く階段を見ると、奥が暗い。


先に進めるだろうか?


「シル。


明りはないだろうか?」


私はシルに聞いた。


すると彼女は壁に近づき、手をあて、私に言った。


「あり。


今、点ける」



彼女はそう言うと、やわらかな光を放ち始めた。


それとともに、周りの壁、床、天井も光り始める。


周りが違和感のない明るさになった。


階段の奥も見える。


問題なく、先に進めそうだ。


「行く」


シルが階段を下り始めた。


私はその後に続いた。


下り終わると、視界が開けた。


広めの部屋だ。


学校の体育館と広さは、同じくらいだろう。


見渡すと、中央に祭壇があることが分かった。


シルの意思石があった祭壇と似ている。


シルはその祭壇に近づき言った。


「ここに力石、あり。


私は今から力石にアクセスをかける。


セキュリティが厳重。


時間がかかる。


力石はエネルギー供給の中枢。


現文明の発電所に近い存在。


人々の生活に欠かせないものだった。


そのため」



「そうか。


どれくらいかかるだろうか?」


「15分ほど」


15分。


問題ないように思える。


私はうなずいた。


すると、私のジャケットの内ポケットに入っていた意思石が浮かび上がり、


祭壇の上に移動した。


「力石にアクセスを開始する」


祭壇と意思石、そしてシルが、幻想的な光を放ち始める。


これでシルの力が強くなるのだな。


そう思いながら、私は祭壇の近くに座った。


今は昼少し前くらいだろう。


お腹が空き始めている。


シルが力石を手に入れたら、昼食にしたいぞ。


ズゥゥ…ン。


「?」


地面が揺れたような感じがした。


「…コウ。


レアコアの欠片が…来た」



「!」


レアコアの欠片。


来るのか。


シルが力石にアクセスしている時に!







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プロフィール

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コウ
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遭難して冒険家となった。
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アマゾンに遭難してしまった…。
私はどうすれば良いのだ。
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