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アマゾンを探索すると、何があるのか…。
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アマゾン77日目…1つ目のアマゾンの遺跡に到着…



シルが生み出した半透明の粒子の壁が、強く降る雨を弾いている。


ありがたい壁だ。


おかげで大分、歩を進めることが出来た。


なければ、ここまで進むことは出来なかっただろう。


シルの話では、昼頃には遺跡に到着出来るらしい。


空が雲に覆われているため、太陽の位置は分からない。


今がいつぐらいか分からないが…、もうそろそろな感じがしてくる。


私のお腹が、もう少しで昼食を食べたそうな感じだからだ。


そんなことを考えながら歩く。


しばらくして、私の斜め右前方に浮かび、進んでいたシルが止まり、


こちらに振り返った。


「着いた。


ここ」



「ここに遺跡が…?」


私は辺りを見回した。


「?」


そして、疑問を感じた。


遺跡らしきものがなかったからだ。


周りには草木が茂るのみである。


「シル。


遺跡がないように思える。


どこにあるのだ?」


私は聞いた。


すると、シルは目の前にある木に手を触れた。


「これ」


彼女が触っている木は、周りの木々と比べ、一回り大きな木だった。


しかし、それ以外は変哲もない普通の木に見える。


「木に似せた、疑似ホログラフィ。


古代人にしか分からないようにするための細工」



「なんと!」


見た目、本物にしか見えない。


触ってみると、感触もある。


「今、開ける」


彼女はそう言うと、その木に向かい、右手をかざした。


彼女と木が、やわらかな光を放つ。


ブゥゥ…ン。


「!」


私は驚いた。


木の幹に人が通れる大きさの空洞が生まれたからだ。


中をのぞくと、下へと続く階段があった。


「コウ。


来て」



私はシルの言葉にうなずき、後に続いた。







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プロフィール

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コウ
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遭難して冒険家となった。
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自己紹介:
アマゾンに遭難してしまった…。
私はどうすれば良いのだ。
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