休憩ドームでの夕食後。


「コウ。


聞いて欲しい」


情報提供データベースのシルが話しかけてきた。


何だろうか？


「ぬいぐるみ風のアニマルマグネット」


「ぬいぐるみ風のアニマルマグネット？」


「そう。


今、投影する」


彼女はそう言うと、手を前にかざした。


幻想的な光があふれ、ドーム内を舞った。


そして集束し、ホログラフィが現れた。





「これ」


かわいい感じの動物達が出てきた。


「犬や猫のぬいぐるみ風の磁石。


冷蔵庫や、ホワイトボードなどに付けることが可能」


良い感じだ。


彼らを使って、紙などをはさむことが出来るのだ。


和む…。


心を癒してくれる、ありがたいマグネットだと感じた。