キーを手に入れるため、アマゾンの遺跡に向かう途中。


「コウ。


聞いて欲しい。


男に、役立つ」


少女型情報提供データベースのシルが話しかけてきた。


男に役立つ？


何だろうか？


「シェーバー」


「シェーバー？」


「そう。


今、投影する」


彼女はそう言うと、手を前にかざした。


幻想的な光があふれ、アマゾンを舞った。


そして集束し、ホログラフィが現れた。

PHILIPS シェーバー HQ7310

「これ」


変わった形のヒゲそりだ。


刃の部分が、3つに分かれている。


「3次元密着機構のシェーバー。


3つのシェービングヘッドが、独立して稼働。


顔への高精度なフィットが可能」


「良い…。


顔にしっかりフィットすれば、そり残しを抑えることが出来そうだ」


「ヒゲを引き上げる、刃構造。


引き上げ用の刃と、カット用の刃を使用し、実現。


深ぞリ、可能」


「しっかりそることが出来そうだ」


「高性能なシェーバーと言える」


その通りだと感じた。