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アマゾンを探索すると、何があるのか…。
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アマゾン50日目…粒子の休憩ドーム…



他のアマゾンの遺跡に向かう途中。


「コウ。


辺りが暗くなってきている。


休憩が必要」



情報提供データベースのシルが話しかけてきた。


確かに、空を見上げると、陽が落ちてきている。


辺りが薄暗くなってきている。


もうこれ以上は動けないか。


そう思って、この場で休憩しようとした時、


私はあっと思った。


「シル。


すまない。


休憩するためのテントがない。


一度家に帰り、取って来たいのだが、良いだろうか?」


アマゾンの中で、何もなしの野宿は危険だ。


せっかくここまで歩いたが、


アマゾンの様々な危険生物に襲われることを考えると、やむなしだ。


「大丈夫。


戻る必要はない。


私は居住空間を提供出来る」



「居住空間を提供?」


「そう。


今、開始する」



そう言うと、彼女は手を前にかざした。


彼女の体がほのかに光る。


「空気中の粒子を分析…。


住居に適した物質を集束、結合を開始する」



彼女がそう言うと、空気の流れが発生した。


「ドーム状に構築を行う」


彼女のその言葉とともに、空気の流れが、数m先の木がない場所に集まった。


「!」


私は驚いた。


なぜならば、直径3m程の半透明のドームが現れていたからだ。


「古代人が利用していた休憩ドーム」


「これは、スゴイ…」


そう言いながら、私はドームに近付いた。


半透明だが、中は見えない。


触ってみると、やわらかい。


「入口はここ」


彼女が指した場所を見てみると、ドア状のくぼみがあった。


そこがドアか…。


私は開けようとしたが、開けられなかった。


なぜならば、ドアノブがないからだ。


「シル…。


開けることが出来ないのだが…」


「このドアは、意志力エネルギー変換システムが組み込まれている。


開けたいと念じれば開く」



なるほど。


私は念じた。


ガァァー。


すると、自動ドアのように、横にスライドして開いた。


おお、開いた。


中に入る。


靴を脱いで、上がった。


暗いと思い、明るくなって欲しいと思ったら、


部屋の内側全体が発光した。


電灯いらずか…。


古代人の技術力の高さを感じた。


下はやわらかい。


クッションが効いていて良い感じだ。


ドアを念じて閉めた。


外敵が侵入出来る余地がなくなった。


私は嬉しくなった。


「かなり良いよシル!」


休憩ドーム。


これがあれば、長旅も安心だ。


ありがたいと感じた。







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プロフィール

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コウ
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職業:
遭難して冒険家となった。
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アマゾンに遭難してしまった…。
私はどうすれば良いのだ。
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