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アマゾンを探索すると、何があるのか…。
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アマゾン35日目…食糧配給システムのクー…



ぐぅ…。


お腹が鳴いた。


しばらく何も食べてないな。


「シル。


すまない。


お腹が空いてしまった。


一度、自宅に帰り、食事を摂りたい」


急いで、レアコアを倒さないといけない。


しかし、その前に私が倒れてしまう…。


「コウ。


大丈夫。


あなたに食料を提供出来るシステムがある」



「?」


「私を宿す意思石には、一緒に食糧配給システムのクーもいる」


「クー?」


「そう。


今、呼ぶ。


…食糧配給システムとリンク。


完了」



彼女がそう言うと、彼女のホログラフィの横に別のホログラフィが現れた。


「くぅ~ん」


犬だ。


シベリアンハスキーと似た感じである。


「食糧配給システムのクー。


彼は、空気中に漂う粒子を合成し、食料を生成することが出来る」



「わん!」


食べ物を作り出す?


この犬がそれを可能とするのか?


私は、その犬をじっと見た。


「くぅ…ん」


かわいい…。


なでたい…。


しかし、ホログラフィだから、それは不可能。


残念。


「コウ。


食べたいものを要求して欲しい」



食べたいものか…。


「ご飯とみそ汁、ふりかけをもらえないだろうか?」


私は高校まで、日本に住んでいた。


しかし、不思議とアマゾンにひかれてしまい、移住した。


アマゾンに移住して、5年ほど経つが、その間、


日本食をあまり食べていない。


「くぅ~ん?」


「クーは日本食を知らない。


コウ。


しばらく待って欲しい。


日本食の情報収集を開始」



彼女はそう言うと、目をつぶった。


この世界の日本食に関する情報を集めているのだろう。


「完了。


…クーとのリンクを開始。


日本食に関する情報の提供を開始」



クーに日本食に関する情報を伝えているようだ。


「完了。


クーが日本食の情報を記憶した。


日本食の生成が可能となった」



それは、ありがたい!


「くぅ~ん…。くぅ~~ん…。」


「クーが日本食を生成中」


「わん!」


「生成が完了した」


彼女がそう言うと、私の目の前に、


ふりかけのかかったご飯とみそ汁が現れた。


おいしそうだ…。


「くぅ~ん…」


食べろと言っているのだろう。


その言葉に甘え、私は一緒に現れていた箸を使い、食べた。


「良い…。


ありがとう、クー!」


「わん!」


食糧配給システムのクーのおかげで、


食を気にすることなく力石を集められそうだ。


クーに感謝。







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プロフィール

HN:
コウ
性別:
男性
職業:
遭難して冒険家となった。
趣味:
パラグライダー
自己紹介:
アマゾンに遭難してしまった…。
私はどうすれば良いのだ。
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