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アマゾンを探索すると、何があるのか…。
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ゴォ…。 地鳴りがしたような感じがして、私は目を覚ました。 ここは、私の自室。 なぜだろうか? 胸騒ぎがする。 外を見ると、まだ薄暗い。 しかし、目が冴えてしまい、眠れそうにない。 「彼女の所に行ってみるか」 情報提供データベースである彼女なら、この不安をなんとかしてくれるかもしれない。 私はそう思い、新調したメガネをはめ、自宅を出た。 アマゾンに入り、15分で彼女がいる古代遺跡に到着した。 彼女がいる祭壇の部屋に入ると、幻想的な光とともに彼女は現れた。 「おはよう…」 彼女があいさつをした。 なぜだろう? 今日はいつもと比べ、元気がないように思える。 「おはよう。どうした浮かない顔をして」 「コウ。あなたは私にはもう近付かない方が良い」 私は驚いた。 嫌われたのか自分は? そう思ってショックを受けたが、次の彼女の言葉に耳を疑った。 「私の傍にいれば、危険が迫る」 「どういうことだ?」 「古代人が遺したモノの封印が解けそう…」 「封印が解ける?」 「そう。私を生みだした古代人は、生体金属のDNA操作を行った。 それにより、生活を豊かにすることに成功した。 しかし、その生体金属が反乱を起こした。 古代人は絶滅の危機に瀕した。 …古代人は、なんとか生体金属を地中深くへ封印した」 「封印したのに、なぜ?」 「原因不明。 ありえるとしたら、自力で封印を解いた」 封印を自力で解く、生体金属? 「生体金属は、古代人が作った私を狙っている。 古代人を追うよう行動する。 現地球人は狙わない。 私から離れれば安全」 そうなのか…。 彼女から離れれば安全なのか…。 「君は…大丈夫なのか?」 「私は古代人に情報提供する目的で開発されたデータベース。 彼らが、ここにいない今、 私の存在理由は、ない」 「そんな…。 君は…それで良いのか?」 「…」 辺りに沈黙が流れた。 何を言えば良いのだろう…。 その時だった。 突然、地面が揺れた。 「!」 「来た。 コウ、逃げて。 私は物。 気にしなくて良い」 バァン! 地面が割れ、きらめく何かが現れた。 金属をまとった、ミミズ? 長さ1mほどのそれは、鎌首をもたげると、辺りを見回した。 そして、情報提供データベースを見つけると、一直線に向った。 「さよなら」 「!」 思わず、私は下に落ちていた岩をおもいっきり投げつけた。 「ぐっ」 金属のミミズが、痛そうな声をもらす。 当たった。 やってしまった…。 金属ミミズは、その場でのたうつと、 私をにらんだ。 攻撃目標が自分に移ったことが分かった。 私に向かって、凄い勢いで動き出したからだ。 私は辺りを見た。 何もなかった。 ヤバい。 何かないのか! そう思った時、情報提供データベースが近くに現れた。 「コウの心にリンクを開始、する。 空気中の粒子を集束。 刀の形に具現化」 ブゥン。 彼女がそう言うと、私の右手に、振動する半透明な刃が現れた。 私はこのような武器を欲していた。 彼女に私の心が通じたのか…。 ブゥ…ゥ…。 刀がうなっている。 「コウ。当てて」 私は彼女の言葉にうなずき、その刀を近づいてくる金属ミミズに振るった。 ブゥー…ン…。 刀が弧を描き、 金属ミミズを切り裂いた。 「ぐぅ!」 金属ミミズが咆哮を上げる。 そして、淡い光を放つと、 溶けるように消えていった。 「…」 「ありがとう。助かったよ」 「…なぜ?」 「心が、震えた…。 だからだと思う」 「感謝、する」 私の運命は動き始めたようだ。 どうなるのだろうか? こんなことになってしまった以上、なんとか頑張るしかない。 私は、明るくなり始めた空を見上げ、そう思うのだった…。 コメントを投稿する
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HN:
コウ
性別:
男性
職業:
遭難して冒険家となった。
趣味:
パラグライダー
自己紹介:
アマゾンに遭難してしまった…。
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