休憩ドームでの朝食後…。


「コウ。


聞いて欲しい」


情報提供データベースのシルが話しかけてきた。


「くぅん…」


犬型食糧配給システムのクーも目で訴えている。


何だろうか？


「マシュマロクッション」


「マシュマロクッション…？」


「そう。


今、投影する」


彼女はそう言うと、手を前にかざした。


幻想的な光があふれ、ドーム内を舞った。


そして集束し、ホログラフィが現れた。

マシュマロクッション / クリームホワイト

「これ」


「くぅん」


犬がクッションに寝ているようだ。


「低反発ウレタンを素材にしたペット用クッション。


低反発ウレタンは、反発性の高い、やわらかい素材」


気持ち良さそうだ。


横になった時に、ふわっと体を受け止めてくれそうだ。


「カバーは、取り外して水洗い可能」


心地良く利用させてあげることが出来そうだ。


マシュマロクッション。


ペットが喜んでくれそうなクッションと言えるだろう。


しかし、かなり良いペット用クッションだ。


このようなクッションで寝れるのならば、私もペットに…。