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アマゾンを探索すると、何があるのか…。
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アマゾン59日目…休憩ドーム内での夕食…カレーライス…



休憩ドーム内で休んでいる時。


ぐぅ~。


私のお腹が鳴った。


「シル。


頼みがある。


お腹が空いてしまった。


食糧配給システムのクーを呼んでもらえないだろうか?」


私は目をつぶりながら浮かんでいる情報提供データベースのシルにお願いした。


彼女は目を開け、うなずいた。


「了解。


クーとリンクを開始する」



そう言うと、彼女の体がほんのりと光った。


私のジャケットの内ポケットにある意思石も光っているようだ。


シルが意思石に宿っているクーに呼びかけているのだ。


「…完了」


幻想的な光がドーム内にあふれた。


そして、その光が彼女の少し前に集束し、ホログラフィが現れた。


「くぅん」


犬型食糧配給システムのクー。


シベリアンハスキーに似た、かっこよくて可愛い犬だ。


彼は古代文明において、古代人に食糧を配給する役割を担っていた。


「わん!」


「クーが何を食べたいか尋ねている」


どうしようか…。


そうだ!


「野菜カレーをお願いしたいのだが」


カレーライスに野菜を豊富に使った栄養たっぷりな料理だ。


日本に住んでいた時によく食べた。


あの懐かしの味を堪能してみたいと感じたのだ。


「くぅん…」


「クーが野菜カレーをどのように作ろうか迷っている」


クーは今からはるか昔の古代文明が生み出したシステムだ。


迷って当然だろう。


「くぅん」


「食べたい野菜カレーを念じて欲しいと言っている。


クーには意志力エネルギー変換システムが搭載されている」



これはありがたい。


食べたい野菜カレーを提供出来るというのか。


私はうなずき、念じた。


「…わん!」


「クーがコウの食べたい野菜カレーを認識した」


「くぅ~ん、くぅ~~ん」


「野菜カレーを生成中」


「わん!」


「完了した」


私の前に野菜カレーが現れた。


ホウレン草やブロッコリー、ニンジンなどが入っている。


私が欲しいと思った通りのカレーだ。


「くぅん」


「クーが食べて欲しいと言っている」


私はうなずき、一緒に出ていたスプーンを使い、一口食べた。


これは!


思い出の味…。


なんとありがたいことか…。


「クー、ありがとう!


おいしいぞ!」


「わん!」


私はクーをなでたい気持ちに襲われるのだった。







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プロフィール

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コウ
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男性
職業:
遭難して冒険家となった。
趣味:
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自己紹介:
アマゾンに遭難してしまった…。
私はどうすれば良いのだ。
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