アマゾンの遺跡に向かう途中、


「コウ。


高級感のある物、見つけた」


情報提供データベースのシルが話しかけてきた。


何だろうか？


「ペット用レパードソファー」


「ペット用レパードソファー？」


「そう。


今、投影する」


彼女はそう言うと、手を前にかざした。


幻想的な光があふれ、アマゾンを舞った。


そして集束し、ホログラフィが現れた。





「これ」


「おお…！


これは豪華なソファーだ」


ソファーとは、良い物だ。


快適な座りを実現してくれる。


しかし、敷居の高い物である。


アマゾンでも日本でも、その敷居の高さゆえ、入手することが出来なかった。


このソファーは、やわらかくて気持ち良さそうだ。


そして、高級感があり、贅沢な時間を満喫出来そうである。


このソファーで横になれるペットをうらやましく感じた。