うう～ん。


私は、背伸びをする。


昼食を食べてから時間が経ち、お腹も落ち着いたようだ。


もうそろそろ出発だ。


「シル、クー、出発しようと思う」


私がそう言うと、浮遊し、情報を集めていたシルが振り向き、うなずいた。


「了解」


そう答え、ドームの壁をすり抜け、外に出ていった。


「くぅん」


目をつぶって横になっていたクーも振り向き、うなずいた。


浮遊し、ドームの壁をすり抜け、外に出ていく。


私も彼らに続いて、靴を履き、外に出た。


強い日差しが、私の目をくらます。


良い天気だ。


とてつもなく暑いぞ。


負けてしまうレベルだ。


しかし、数時間後には、遺跡に到着する。


そこには、レアコアの欠片が待っている恐れがある。


先に、暑さにやられてしまうようでは、いけないぞ。


頑張れ、私よ！


そう私は気合いを入れ、歩きだすのだった。