キーを手に入れるため、アマゾンの遺跡に向かう途中。


「コウ。


聞いて欲しい」


少女型情報提供データベースのシルが話しかけてきた。


何だろうか？


「新幹線の食器」


「新幹線の食器？」


「そう。


今、投影する」


彼女はそう言うと、手を前にかざした。


幻想的な光があふれ、アマゾンを舞った。


そして集束し、ホログラフィが現れた。








「これ」


「良いぞ…」


新幹線は速い乗り物だ。


時速200kmを超える。


忙しいビジネスマンや、遠くに旅行する人の大きな味方だ。


私も乗ったことがある。


速さだけでなく、乗り心地も良いと感じた。


高架を走行するので、見晴らしが良いのだ。


また、座席の質が良く、座りやすい。


高級感のある乗り物と言える。


そんな新幹線の上で食事をすることが出来るのだ。


「贅沢な時間、満喫可能」


ありがたい食器だと感じた。